DNA鑑定をする場合の申立期間(相続の開始を知った日)

被相続人が孤独死し、発見されるまでに長い時間が経過していた場合など、身元確認のためにDNA鑑定が必要となることがあります。

DNA鑑定の結果が出るまでには時間がかかりますから、その間に被相続人の死亡から3か月が経過してしまうかもしれません。

そのようなときに、相続放棄をしようとする場合、相続放棄の申立期間はいつまでになるのでしょう。また、相続の開始を知った日はどのように判断すればよいのでしょうか。

なお、実際に手続きをする際には専門家に相談し、必要に応じて、事前に家庭裁判所へも確認をするようにしてください。

1.戸籍から除籍されるのはいつか

2.相続の開始を知った日はいつになるのか

3.相続放棄の手続はいつまでにおこなえばよいのか

1.戸籍から除籍されるのはいつか

身元確認のためにDNA鑑定が必要な場合、戸籍から除籍される(死亡の旨が記載される)のは、DNA鑑定の結果が出た後となります。

DNA鑑定の結果が出るまで、死亡された方の身元は不明なままです。それが、DNA鑑定の結果が出ることにより、ご本人であることが確認されるので、その後に戸籍の届出をおこなうことで、死亡による除籍がなされるわけです。

たとえば、令和元年1月頃に亡くなられた方について、DNA鑑定の結果が同年7月に出たとします。その場合、戸籍の記載は次のようになります(説明に必要な部分のみを抜粋)。

【死亡日時】令和元年1月○日頃
【死亡地】千葉県○○市
【届出日】令和元年7月○日
【届出人】親族 ○○ ○○

なお、死亡日時は「令和元年1月推定○日から○日までの間」のように記載されることもあります。

2.相続の開始を知った日はいつになるのか

DNA鑑定をおこなった場合、その結果が出たことにより、被相続人の死亡の事実が確認されることになります。

そこで、自らが警察などからDNA鑑定の結果を聞く立場にある場合には、「DNA鑑定の結果を知った日」が、被相続人の死亡を知った日であり、相続の開始を知った日であることになります。

また、DNA鑑定の結果を知る機会がないならば、「戸籍の死亡の記載がなされたのを知った日」となるでしょう(この場合、相続放棄の手続は、戸籍に死亡の記載がされたときから3ヶ月以内におこなうのが確実ですが、死亡の事実を知らなかったならば、それ以降であっても問題ないはずです)。

3.相続放棄の手続はいつまでにおこなえばよいのか

上記のとおり「相続の開始を知った日」は、DNA鑑定の結果を知った日、または、戸籍に死亡の記載がなされたのを知った日となりますから、それから3ヶ月以内に相続放棄の手続をすればよいわけです(その日が死亡日から3ヶ月経過しているかどうかは問題ではありません)。

なお、DNA鑑定の結果は出ていないとしても、自宅内での孤独死である場合などは、ご本人である可能性が極めて高いでしょう。それなのに、何の手続もしないままに3ヶ月間が経過してしまうのがどうしても不安ならば、家庭裁判所に事情を話して、とりあえず相続放棄申述書を提出しておくなどの方法もあるかもしれません。その後に、死亡の記載のある戸籍謄本(除籍謄本)が交付され次第、追加提出するわけです。

ただし、戸籍に死亡の記載がされるまでは、家庭裁判所も被相続人の死亡が確認できないのですから手続を進めることはできません。したがって、死亡の記載のある戸籍謄本(除籍謄本)が出来た後に手続を進めれば問題ないといえます。

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3ヶ月経過後の相続放棄についても豊富な経験がありますから、他で断られてしまったような場合でもすぐに諦めることなく当事務所へお問い合わせください(とくに3ヶ月経過後の相続放棄については、家庭裁判所への申立てをする前にご連絡ください)。

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