Press Release

2018年の相続放棄のご依頼件数

  • 2019.1.31
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昨年(2018年)1年間で当事務所が書類作成をおこない、家庭裁判所への申立てをおこなった相続放棄の手続き件数は31件でした。2014年49件、2015年59件、2016年83件と3年続けて増加していたのが、2017年の61件から更に件数を減らしています。

新規のお問い合わせやご相談がそれほど減っている感覚はなかったので、1年分の集計をした今になって昨年のご依頼件数がずいぶんと少なかったことに驚いている次第です。相続放棄の手続きは当事務所の取り扱い業務のごく一部ではあるものの、相続放棄の専門サイト(相続放棄の相談室)を運営しているからにはもう少し多くのご依頼を取り扱っていきたいところです。

ご依頼件数が増えなかった原因

ところで、当事務所への相続放棄手続きのご依頼件数が減った理由は、「ホームページにより相続放棄の依頼を受けようとする司法書士や弁護士がこの数年で激増した」からに尽きます。かつては、当事務所の所在する千葉県松戸市の近くにお住まいの方だけでなく、かなり遠方からも多数のご依頼をいただいていたのが、今では相続放棄を取り扱う司法書士や弁護士が近所で見つけやすくなったのでしょう。

相続放棄の相談を受け付けてくれる専門家の窓口が増えるのは、相続に関連する問題に直面した方にとって良いことであるに違いありません。しかしながら、相談や依頼をするのにあたっては、相続放棄の手続きについて専門的な知識と経験を有しているところを何とか見極めていただきたいところです。

千葉県松戸市の高島司法書士事務所が運営する「相続放棄の相談室」ホームページでは、これからも相続放棄についての有用な情報を提供してまいりますが、法律専門家でない方がいくらインターネットで調べても、本当に必要な情報を得るのは難しいことが多いはずです。実際、当事務所へ相談にお越しいただく方からも、事前にご自分でいろいろ調べてみたが良く分からなかったというお話を伺うことが多いです。

また、ご自分では正しいと思う回答に巡り会ったとしても、ご相談時にお話を伺うと明らかに間違って理解をしているのが分かる場合も多いです。事前にいろいろと調べてみるより、正しい知識を持った専門家に相談するのが解決に至るための最善の選択です。

相続放棄の相談室へのアクセス数

最後に余談となりますが、このホームページ(相続放棄の相談室)への2018年のアクセス数を前年と比較してみました。下のスクリーンショット画面は、Google Analyticsによるアクセス解析の結果です(画像をクリックするとオリジナルのサイズでご覧になれます)。

これによると、2018年1年間のユーザー数が91,222なのに対し前年は83,528なので、前年比で9.21%の増加となっています。折れ線グラフは青線が2018年、オレンジが2017年のデータですが、2018年後半のユーザー数が大幅に増えていることが確認できます。

ウェブサイトへのアクセス数が増えているのに、当事務所へのご依頼件数は減っているというのは不思議な気もします。それでも、ご覧くださっている方が増えているのは、多くの皆様方のお役に立てているはずだということです。短期的なご依頼件数の増減にとらわれるのではなく、今後も有用なサイト作りに取り組んでいきたいと考えております。

 相続放棄の相談室へのアクセス数

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