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今回は、相続放棄手続きのお話しなどではなく、このウェブサイトやブログの「検索エンジン最適化(SEO)」などについて書いてみます。

検索エンジン最適化とは、SEO(Search Engine Optimization)の日本語訳であり、Wikipediaによれば、「ある特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。または、その技術のこと」と解説されています。

たとえば、このサイトであれば「相続放棄」とGoogleで検索されたときに上位表示されるようにSEOをおこなっています。もちろん、ウェブサイトを評価するのはGoogleなど検索エンジンの側ですから、サイト作成者がSEOをしたからといって現実に狙ったキーワードで上位表示されるとは限りません。

それでも、SEOの知識が全くないのでは、いくら素晴らしいウェブサイトを作ったとしても多くのアクセスを得ることは出来ません。無名の個人や企業が作成したサイトへは、アクセスの大部分が検索エンジン経由であるのが通常だからです。

そうであれば、少しでも検索結果の上位に表示されるよう努力するのは当然のことだといえます。ご訪問者の役に立つサイトを作っているのであれば、平行してSEOにも力を注いでいくのは何ら後ろめたい行為ではありません。

せっかく、ウェブサイトやブログを作ってみたけれども、お問い合わせが全くないとお悩みの方は何かが間違っている可能性が高いです。インターネットによるマーケティングは、正しい方法で努力すれば確実に効果が出るはずだといえます。

誰をターゲットにするのか

このウェブサイト及びブログの対象者は「司法書士に相続放棄の手続きを依頼したい人」です。たとえば、「民法の勉強をしたい受験生」のアクセスを多数集めても意味がありません。

そこでまずは、どんな検索キーワードにより訪問されているのかを確認します。当サイトで、クリック数が多い検索キーワードは次のようなものです(データはGoogle ウェブマスターズツールの検索クエリより)。

なお、Google Analytics によれば、2014年3月5日から4月4日までのこのサイト( 相続放棄.jp.net )への訪問数は2,669、ページビュー数は3,484です。訪問数だと1日平均86となります。

相続放棄.jp.netへの訪問数上位5キーワード
1.相続放棄申述受理証明書
2.連帯保証人 相続放棄
3.相続放棄 代襲相続
4.相続放棄 手続き
5.特別受益証明書

上記いずれのキーワードでも検索結果の1ページ目に入っているので、クリック数も多くなっています。ただし、クリック数は多いとしても、相続放棄申述受理証明書のキーワードにより、当サイトを訪れた方が「司法書士に相続放棄の手続きを依頼したい人」である可能性は低いでしょう。

つまり、相続放棄申述受理証明書で上位表示されクリック数も多くなっていたとしても、司法書士事務所が運営するサイトのSEOとして成功とは言えないわけです。上記キーワードの中では、「相続放棄 手続き」で検索する方が、「司法書士に相続放棄の手続きを依頼したい人」である可能性が最も高いでしょうか。

そうであれば、「相続放棄 手続き」で上位表示されるようSEOに力を入れるとともに、実際にご訪問いただいたときに必要な情報が得られるようなコンテンツを作成することが大切なのです。

多くの場合、訪問者はそのサイトが自分にとって有用であるかを一瞬で判断します。違うと思えばすぐに別のサイトへ移動してしまいますから、「このサイトは貴方のために作成しています」と感じてもらえるものにすることが大切です。

どうすれば上位表示されるのか

多くのサイトがテーマとして採用しているキーワードで検索結果の上位に表示されるのは容易なことではありません。

たとえば、「相続放棄」とGoogleで検索すると、約737,000件が検索結果に表示されます(ちなみに、このサイト 相続放棄.jp.net は現在14位です)。この中で検索結果の10位以内に入るのが簡単でないことはおわかりいただけるでしょう。

運営歴が長いウェブサイトでは、全くSEOをおこなっていないのに上位表示されているケースも見かけます。相続放棄をテーマにしたサイトが少なかった頃に作成されたため、自然に多くのサイトからリンクされているのが原因かもしれません。

このように「偶然に」上位表示されている例もありますが、偶然を期待しても意味がありません。そして、正しい方法でSEOをおこなうことにより、偶然でなく上位表示を果たすことも可能です。

このサイトが「相続放棄」の1語で14位に位置しているのも偶然ではありません。ただし、アクセス数を集めたいと考えるならば、検索結果の2ページ目では意味がありませんから、このサイトも一層の努力が必要であることはたしかしです。

前置きばかりになってしまいましたが、自分で出来るSEOの中で最も簡単かつ重要なのは「ページタイトルにキーワードを入れること」です。「相続放棄 手続き」で上位表示されたないならば、ページタイトルを「相続放棄手続き」とするのがベストです。

重要なのは、ターゲットキーワード以外に余計な言葉を入れないこと。語数が増えると、1語に対するパワーが薄まります。また、重要なキーワードは前に置くことも大切です。

たとえば、「相続放棄手続き」の前に「東京の司法書士事務所」などの関係ない言葉を入れて、「東京の司法書士事務所による相続放棄手続きの解説ページ」などとしてしまうと、相続放棄手続きで上位表示されるの無理です。

「東京の司法書士事務所」でも上位表示されたいならば、「相続放棄手続き」とは別のページでSEOをおこなうべきです。一つのページを複数のキーワードで上位表示させるのは困難だからです。

もちろん、ページタイトルを変えただけで上位表示されるものではありませんが、SEOを考える上で最も重要な要素であることは間違いありません。

長くなってしまったので今回はこの辺までとしますが、ここまでで、この記事の文字数は2,400を超えました。記事中にキーワードを適切に含めるとともに、ある程度のボリュームを持たせることも重要な点です。

相続放棄.jp.net のSEO対策について、機会があったらまた書いてみようと思います。まずは、相続放棄のキーワードで10位以内に入るまで頑張ってみます。